震度7を記録した熊本地震で甚大な被害を受けた熊本城の再建に向けて、
立入禁止区域内での調査を特別に許されたNHKが、4Kカメラを搭載したドローンの撮影で
城全体をデジタルデータ化し精緻な3Dマップをを製作していた。
その結果から、意外な事実が明らかになった。
明治以降に建てられたものと築城当初に建てられたものの損傷率を比較すると、
明治以降は31%損傷したのに対して、築城当初の建物は10%しか損傷していなかった。
築城当初に造られた石垣のほとんどは地震に耐えていたことがわかった。
熊本城の特徴に、石垣の「武者返し」がある。調査前までは、敵の攻撃を寄せ付けない
意味合いが高かったのだが、調査の結果、実は耐震を考えて造られた推測される。
まるで、某コーヒーのCMのようなことがあったのだろうか!?
今後の、熊本城の再建は、始まったばかりだが、過去の英知と現在の技術がミックスされ
より、堅牢になった熊本城を見てみたいものです。
NHKスペシャルの特設サイトで熊本城の3Dマップが公開されています。