自分と相性が合う血液型は?

こんにちは。今日のブログ担当のS.F.です。

<テーマ自分と相性が合う血液型は?です。>
いきなり身も蓋もないことを書きますが…、

僕は、血液型で性格判断をするのは迷信だと思っています。
その理由は以下に挙げることができます。

と、その前に、
そもそも血液型というのは赤血球表面についている、糖たんぱく質(抗原)
である型物質の糖の種類によって決定されています。A抗原を持てば
A型、B抗原を持てばB型、両方の抗原を持てばAB型、どちらもなければO型
で、O型はH抗原を持っています。

そして理由の1つ目としましては、血液型物質は神経系、つまり脳、には存在しません。
脳と血管との間には血液脳関門という関門があって、血液成分はほとんど
脳組織には入り込めないようになっているからです。つまり血液型物質が
神経に接触する可能性はない、ということになります。

2つ目の理由としては、FBI効果という心理的効果が生じるそうです。(F)フリーサイズ効果、これは各血液型の特徴として挙げられているものは、実はどの血液型にも当てはまるような汎用性(どの場面でも当てはまる性質)を持っている。例えるなら、だれでも着られるフリーサイズのTシャツのようなもの。
La(B)ラベリング効果、これがA型の特徴だ、といわれると、内容が合ってなくてもそれが、自分の性格だと思いこんでしまう。ラベルを信じてしまう。
インプリンティング(刷り込み)効果、最初に「あったっている」と感じると、それが刷り込まれてしまう。いったん信じ込むと、その印象がずっと残る。
これを裏付ける実験があります。それは、A型の性格の項目が書いてある紙のA型の部分にAB型と書いてあるラベルを張り付けます。その性格のリストが自分に当てはまっているかどうかをAB型の人に見てもらい確認してもらいます。AB型の人はどう答えたかというと、「全て当てはまる」と答えた人がきわめて多かったそうです。本当にAB型の性格を知っていて当てはまっていると思うなら、そのアンケート用紙に書いてある項目に違和感を覚えるはずです。
しかし、本来なら、「当てはまらない」と答えるべきところを、全て当たっていると答えた人が多いのは、既にFBI効果の心理トリックに引っかかっているという事です。同様に他の血液型も似たような結果がでたそうです。

つまり、生理生化学的もしくは心理学的根拠は、全くないので、注意したいものです。

長くなってしまいました。血液型と性格を過度に同一視してしまって振り回されてしまっては元も子もないので、話のたね、または余興程度にとどめておくのが丁度良い使い方なのではないかと思います。(僕はそれでも嫌ですが。)                      以上。

最後までお読みいただきありがとうございました。では。

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