令和7年度 福井県
障がい者等雇用環境整備支援事業
募集活動と採用後支援の準備
(1)ハローワークの利用と支援機関との連携
ハローワークを利用する
- 専門窓口への相談まずは障がい者専門の職業相談・職業紹介窓口(専門援助部門)へ相談に行きます。
- 求人票の提出社内で決定した労働条件を記載した求人票を提出し、求職者への公開を依頼します。
- 助成金等の活用相談障害者トライアル雇用
厚生労働省 - 障害者トライアルコース・障害者短時間トライアルコース や各種助成金制度JEED - 企業在籍型職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修 の活用が可能かどうか、併せて相談します。
厚生労働省 - 障害者雇用相談援助助成金 - 面接会の活用ハローワーク
「福井県内のハローワークのご案内」 - 厚生労働省 福井労働局 が開催する「障害者就職面接会」への参加について相談し、一度に多くの求職者と面接する機会を検討します。
その他支援機関と連携するメリット
地域障害者職業センター
福井県立福井産業技術専門学院
ポリテクセンター福井
- 能力や特性を事前に把握できる支援機関の担当者は本人の職務遂行能力や特性をよく理解しているため、採用判断や配置検討に必要な情報を得ることができます。
- 専門的な助言によるスムーズな受け入れ採用にあたって、障がい特性に応じた配慮や指導方法などの助言・協力を得ることができ、スムーズな受け入れが可能になります。
求職者の流れ
地域障害者職業センター福井障害者職業センター
障がい者に対する職業相談・職業評価・職業準備支援(就職へ向けた支援)などを実施
障害者就業・生活支援センター障害者就業・生活支援センター(福井県)
障がい者に対する職業相談、職場実習などを実施
障害者職業能力開発校福井県立福井産業技術専門学院
ポリテクセンター福井
ポリテクセンター福井
職業訓練を実施
就労移行支援事業所等(福祉機関) 指定就労移行支援事業所(福井県)
就職に必要な、体力の向上、労働習慣の確立、マナー・挨拶・身なりなどの習得のための訓練(支援)を実施
特別支援学校県立特別支援学校の所在地マップ(福井県)
高等部在学生に対し、卒業後の就職を目指して、在学中に職場実習などの職業教育を実施
医療機関一般社団法人 日本うつ病リワーク協会(福井県)
精神科デイケア等にて就労支援に関するプログラムを実施(実施している医療機関)
ハローワーク
ハローワーク
※個人が直接、求職登録する場合もあります。
- トライアル雇用、ジョブコーチ支援などが活用できます。
- 地域障害者職業センター、障害者就業・生活支援センターなど支援機関が採用後も相談・支援を行うことができます。
有料職業紹介事業者
障がい者の職業紹介を行っている厚生労働大臣の認可を受けた有料職業紹介事業者もある
(2)採用選考(面接の配慮事項)
※業務遂行や配慮の検討に直接関係のない、必要以上の障がい状況や治療内容に関する質問は控えるようにしてください。- 面接官の人数を絞り、質問者を一人に限定する多対一の面接は強い圧迫感や緊張を与え、本来の力を発揮できなくなることがあります。面接官の人数を最小限にし、質問する担当者を極力一人にまとめることで、落ち着いて話せる環境を作ります。
- 「沈黙」を許容し、回答を急かさずに待つ質問されてから言葉が出るまでに時間がかかる場合や、考えを整理するのに時間を要する場合があります。沈黙をネガティブに捉えず、回答を急かさずに十分に待つ姿勢を持つことが重要です。
- 支援者や家族の同席を積極的に認める本人が安心して話せるよう、家族や支援機関の担当者(ジョブコーチ等)の同席を認めます。支援者が同席することで、本人の緊張が和らぐだけでなく、障がい特性や配慮事項についてより的確な情報を得られるメリットもあります。
- 「二重否定」や「あいまいな表現」を避ける「~しないことはないか?」といった二重否定や、比喩的な表現は混乱を招く原因になります。「はい/いいえ」で答えられる質問や、具体的で肯定的な表現を用いた質問を心がけることで、正確な意思疎通が可能になります。
(3)採用における選考基準の考え方
一般社員と共通する判断ポイント- 仕事への意欲(働きたいという意思)
- 能力・スキル(職務経歴や遂行能力が業務に合っているか)
- 協調性(周囲とうまくやっていけるか)
- 障がいの自己理解
自身の障がい特性や程度を正しく理解し、「自分ができること」「できないこと」「どのようなサポート(配慮)があればできるか」を説明できるかを確認します。 - 安定して働くための基盤(職業準備性)
職務能力以前の問題として、健康管理や生活リズム、服薬管理などが整っており、毎日安定して出勤できる状態にあるかを確認します。 - 支援による可能性の検討
現時点で課題があっても、企業側の配慮や外部機関の支援があれば就労が可能かどうかという視点を持ちます。
どの職業にも共通して必要とされる職業人としての基礎的な要件
- 就労能力の自覚(作業適正・量)
- 作業速度
- 能率の向上
- 指示理解
- 作業の正確性
- 作業環境の変化への対応
- 一般就労の意欲
- 作業意欲
- 持続力
- 働く場のルールの理解
- 危険への対処
- 作業態度
- 仕事の報告
- 欠勤時の連絡
- 出勤状況(安定出勤)
- あいさつ
- 会話
- 言葉づかい
- 協調性
- 共同作業
- 非言語的コミュニケーション
- 感情のコントロール
- 意思表示
- 基本的な生活リズム
- 身だしなみ
- 金銭管理
- 社会性(生活の中のルールを守る)
- 移動能力
- 食事栄養管理
- 体調管理
- 自分の障がいの理解
- 援助の要請(SOS発信)
- 服薬管理
(4)労働条件の通知と社内支援体制の構築
本人の同意が必要なもの・情報の社内共有
・書面での交付
・担当者の選定と本人への周知
JEED - 障害者職業生活相談員について
障がい者の採用・定着に向け、認定事業者の相談支援を受けた雇用主に対し、その取組に要する費用の一部を国が助成する制度です。
福井県 - 福井県障がい福祉分野における賃上げ支援事業補助金について(令和8年)
障がい者の雇用管理に必要な介助者(手話通訳担当者など)の配置や委嘱にかかる費用を助成します。
JEED - 障害者介助等助成金
障がい者の職場定着を支援する「職場適応援助者(ジョブコーチ)」による支援活動にかかる費用を助成します。
JEED - 企業在籍型職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修
(5)障がい特性に寄り添った環境づくり
スケジュール表1日の流れや仕事の見通しを持てるように準備します。
作業手順書作業手順を理解し、正しく作業するために準備します。
※必要に応じて、写真や絵を入れる、わかりやすい言葉に置き換える、漢字にふりがなを振る、注意点(やってはいけないこと)を明記するなどの工夫を加えます。
進捗管理や体調変化の把握のために準備します。
コミュニケーションツールホワイトボードや筆談用紙など、円滑な意思疎通のために準備します。
就労支援機器障がい特性による課題を補い、作業をしやすくするための機器(拡大読書器や音声読み上げソフトなど)を準備します。
※JEED(高齢・障害・求職者雇用支援機構)では、就労支援機器の相談や貸し出しを行っています。
JEED - 就労支援機器
(6)定着に向けた代表的な支援制度(トライアル雇用・ジョブコーチ等)
・全国共通の主な制度適性を見極めるため、3か月から12か月間の短時間トライアル雇用をすることで助成金が支給されます。
厚生労働省 - 障害者トライアルコース・障害者短時間トライアルコース
障がい者の職場定着を支援する「職場適応援助者(ジョブコーチ)」による支援活動にかかる費用を助成します。
JEED - 企業在籍型職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修
障がい者の採用・定着に向け、認定事業者の相談支援を受けた雇用主に対し、その取組に要する費用の一部を国が助成する制度です。
厚生労働省 - 障害者雇用相談援助助成金
(7)設備改善・安全対策
・考え方とポイント設備改善や安全対策は、障がい者だけでなく全社員が働きやすく安全な環境を整えるという視点が重要です。そのうえで、障がいの種類や特性によって必要となる配慮は異なるため、個々の状況を踏まえて検討することが求められます。必ずしも大掛かりな工事が必要なわけではなく、通路の整理整頓や危険箇所の表示方法の工夫、緊急時の避難ルールの分かりやすい周知など、障がい特性に応じた身近な改善から検討しましょう。
※要件により助成金・補助金
JEED - 重度障害者等通勤対策助成金
JEED - 障害者作業施設設置等助成金・障害者福祉施設設置等助成金
具体的な改善事例は、以下のホームページを参考にしてください。
JEED - 障害者の労働安全衛生対策