コロッケ消費額日本一はなぜ「福井市」?

個人消費の動向などを調査する総務省の家計調査(年報)は、
地域別では都道府県庁所在地と政令指定都市のデータが公表され、
主な都市での消費実態が明らかになります。
 

栃木県宇都宮市と静岡県浜松市、
どっちが日本一のギョーザの街か──。

毎年、総務省の家計調査(年報)が発表になるたび、
話題になっています。

食品調査
 
1月29日に公表された昨年1年間の調査結果によると、
1世帯当たりのギョーザ購入額は

浜松市が4646円で1位、

宇都宮市が3981円で2位となりました。
 

この他にも、家計調査を眺めてみると、
福井市と京都市がコロッケで争っていたり、
水戸市が意外にも納豆で福島市など
他都市に抜かれていたりします。

 

福井でコロッケがよく食べられているのは

「共働き率が高いため、総菜として
出来合いを買って帰ることが多いから」

といわれています。

確かにコロッケのほか、総菜のカツレツの消費額でも
福井は日本一だそうです。
 

最も、それだけではなく明治から昭和にかけて、
北海道に開拓民を最も多く送り出したのは
北陸3県からだったそうです。

そのため、北海道と北陸の間では海上交易が盛んで、
開拓地で収穫されたジャガイモなどが
北陸に大量に持ち込まれたようです。

福井に限らず北陸にコロッケ好きが多いのは、
「北海道とのジャガイモ交易の影響」という説もあるほどです。

コロッケ

ただし、家計調査の結果には注意も必要です。

例えばギョーザの消費額は、
あくまでもスーパーなどで購入した
ギョーザ(生、調理済み)の金額で、
冷凍食品や外食は含まれていません。

長らく消費額1位を守ってきた宇都宮市は、
市民は家で食べるより
外食でギョーザを楽しむことが多いそうです。
 

また、浜松が新たなギョーザの街として
彗星のごとく現れたのにも理由があります。

先述した通り、家計調査の地域別結果は、
都道府県庁所在地と政令指定都市が対象のため、
2007年に政令市になるまで、
浜松市のデータは公表されていなかっただけにすぎないのです。

その意味では、いまだ知られていない第3の「ギョーザの街」が、
日本のどこかの市町村の中に眠っているのかもしれません。
 

コロッケの消費額も、隠れ1位があるのかもしれませんね。

餃子コロッケ納豆