件(くだん)という妖怪

今日のブログを担当することになりました、山田です。
 

今日は件という妖怪について話します。
件(くだん)は、19世紀前半ごろから日本各地で知られる妖怪で、「件」(=人+牛)の文字通り、半人半牛の姿をした怪物として知られています。

その姿は、古くは牛の体と人間の顔の怪物であるとするが、第二次世界大戦ごろから人間の体と牛の頭部を持つとする説も現れました。

幕末頃に最も広まった伝承では、牛から生まれ、人間の言葉を話すとされています。
生まれて数日で死ぬが、その間に作物の豊凶や流行病、旱魃、戦争など重大なことに関して様々な予言をし、それは間違いなく起こる、とされています。
また、件の絵姿は厄除招福の護符になると言われています。
 

第二次世界大戦末期から戦後復興期にかけては、それまでの人面牛身の件に代わって、牛面人身で和服を着た女、牛女の噂も流れ始めました。

件と牛女は、

・件は牛から生まれるが、牛女は人間から生まれる。
・件は人面牛身、牛女は牛面人身。
・件は人語を話すなど知性が認められるが、牛女にはそれが認め難い。

などの違いがあり、件と牛女は区別すべきという主張もあります。
 

件の伝承がどれだけ有名なのかわかりませんが件が登場したり関係している作品もあります。

牛(の帽子の)女