人から優しくされて嬉しかったこと

何年か前になるのですが、私は古い友人の結婚式に出席するために地下鉄に乗っていました。
娘を連れていたのですが、その頃はまだ幼く、慣れない環境に疲れて眠ってしまっていました。
ですが、車内は混みあっていて空いている座席はひとつもありませんでした。
眠っている子どもは完全に脱力しきっていて、普段の起きている状態での抱っことは比べものにならないほどの重たさでした。
更に荷物が多くとても重たかったこと、いつもより少しヒールの高い靴をその日履いていたこと、
色々なものが重なって私はとても疲弊していました。
腕も足も怠く限界がきていたので、目的地の駅手前で一旦降車しようかどうか悩んでいるときに、
一人の若いOLさんが声をかけてくれました。

「大丈夫ですか?良かったらお席どうぞ。」

その瞬間、私はとても救われたような気持ちがしました。
彼女だってその日一日仕事をしてきて疲れていたはずです。
お若い方だったのでお子さんだって恐らくまだいらっしゃらなかったことでしょう。
自分とは全く違う立場の人間を慮って行動出来ることがとても素敵だな、と思いました。
それからは私も困っている方を見かけたら色々悩まずにまず一声かけてみることを心掛けています。

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