利用者ミーティングの罠

こんにちは、僕の名前はホソカワさ。
デザイン部で活動しているナイスガイだよ。

そんな僕は最近、ワードプレスの勉強をしているよ。

※ワードプレスとは・・・HPを作成するために必要なソフトである。

でも・・・・
細川君勉強中
「・・・」
細川君背伸び中
「んも~疲れたよ~」
さすがに毎日毎日、参考書とにらめっこしていると疲れちゃう。
いかん、目がしょぼしょぼしてきたよ。うーん、つらいなあ。
でも、今日は一つの出来事があるんだ。それはね、利用者ミーティングだよ。

※利用者ミーティングとは・・・文字通り利用者が集まってミーティングをすることである。

やったーうほほい、利用者ミーティングだー!
赤飯炊かなきゃー!
何でこんなにテンションが上がっているか疑問に思っている人もいるだろう。それはね、話を聞いているだけであっという間に時間が過ぎるからなんだ。
日頃の仕事中、早く時間よ過ぎろと唱えている僕にとってそれは魔法に近いイベントなんだよ。
なんて素敵なんだろう。
僕はこのイベントを敬愛している。
利用者ミーティング
時間になると利用者の皆が部屋にすし詰めになり、集合。そして利用者ミーティングが始まった。

お話中・・・

気がつくと三十分くらい経っていた。なんて時間が過ぎるのが早いのだろう。本当に魔法だ。感動的だ。でも、これから始まる地獄を僕はまだ知らなかったのだ。
社長「じゃあ次はキャリアアップの話だね」
社長がそういうと僕たちは自分の手元にある資料に目を向ける。

※キャリアアップとは・・・仕事を通じてスキルを高めたり、資格をとったりすること。
社長「それじゃあ、そのことを①番から説明していくよ」

・・・読み上げ中・・・

項目は十個目に達した。そしてこのとき、僕は読み上げの恐ろしさを感じ始めていた。
資料の読み上げという行為の恐ろしさ、それは自分のことを嫌でも見つめなおさせられることであった。
この資料は自分がキャリアアップするために、どれくらいできているのかを客観的に見つめるためのものなのだが、社長が読み上げていけば読み上げていくほど、自分のできていないことが問題点として浮上してくる。すると自分はなんて駄目なんだろうという自己嫌悪に陥り、胃や胸が痛くなってくる。
(くっ・・・やめてくれ社長・・・)
僕は心の中でつぶやいたものの、項目はまだ十個めであった。

・・・読み上げ中・・・

項目は三十個目に達した。が、僕のテンションはかなり下がっていた。。
(やめてくれ!これ以上自分を見つめなおしたくないんだ!)
僕は心の中で叫ぶ。しかしそれが届くことはない。

・・・読み上げ中・・・

項目は四十個目に達した。終盤だ。が、僕の精神は壊れかけていた。
(もう・・・もうやめてくれー!)

・・・読み上げ中・・・

項目は最後であった。しかし僕はもう駄目だった。
(ハワイに行きたいなあ)
現実逃避をし始めていた。

そして・・・利用者ミーティングは終了した。
僕はあまりの苦しさに床に突っ伏す。
細川君床に突っ伏す
・・・
細川君心の叫び
早く・・・俺にワードプレスの勉強をさせてくれ・・・!
それでは今日のイラストコーナーです。

こんにちは。
toto(トト)です。
題名:「にぃーー!!」
シロちゃんをよろしく。
にぃーー!!

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