風景

タイトル 優雅な一人飯    著 ホソカワ

前進主義からひとつの道路を隔てたところに大きな川が見える。
空には青空が広がっており、まん丸とした太陽から光が、川に降り注いでいた。光が反射して水面はキラキラと輝いている。
時折、水面から出っ張った石に白鳥が留まり、毛づくろいをする。なんとものんびりとした風景であった。
僕はその風景を見ながら飯を食べる。ああ、うまい。
サンドウィチとおにぎり
この川の名前は日野川という。
南条郡南越前町の夜叉ヶ池を出発し、福井県を北へと登っていく川だ。
全長は72kmとあんまり長くない。
日野川
川というものは長ければ長いほど、尊敬される傾向がある。
そのため日野川は、全国に存在する有名な川に比べると地味なほうである。
しかし、僕は日野川が好きだ。理由はなんとなく綺麗だからである。

川を見るのに飽きて後ろを振り返ると、我が前進主義が圧倒的な存在感をもってそこに在った。そしてこう思った。なんて美しいフォルムであろう!                                    僕はこの建物を形容するのに「美」という言葉がふさわしいと思った。
前進主義
・・・僕は胸が震えた。今まで自分は、この「美」に包まれながら仕事をしていたのである。これ以上の幸福はあるであろうか!いや、ない。

・・・昼休みが終了する時間になった。僕は今までとは違う足取りで前進主義の中へと入っていく。足の一歩一歩が鉛のように重く感じ、心臓の音が少しずつ大きくなる。
僕はおそらく緊張していたのであろう。前進主義が「美」であったならば、自分はこんな所にやすやすと入っていいのだろうか。そう思ったのである。
どくん、どくん。
高鳴る心臓の音。
そして。
前進主義内部
・・・入ってしまった。
僕は少しだけ拍子抜けした。「美」という存在に入っていくことがどうなることかと期待していたからである。その期待とは甘美で恍惚としたものが与えられるのではないかということであった。しかし実際に入ってみると、特に何も感じなかった。そこにはいつも通りの「仕事場」があった。

おそらく僕は前進主義のことを本心で「美」とは思っていなかったのであろう。
僕は川を眺めて感じた牧歌的な感情を引きずっていた。その流れで前進主義を見たらいつもとは違うように見え、それをを勘違いして美しいと思ったのである。
なんて軽薄な勘違いであろう。僕は自分を恥ずかしく思った。


・・・このままじゃ終わりませんよ。どうもホソカワです。
今日はいつもと違う、少し詩的な感じで前進主義と日野川を紹介してみました。
どうですかね。わかりにくかったでしょうか。
それなら大丈夫です、僕もあんまり分かっていませんから。

今日はこれで締めようと思ったのですがデザイン部のOさんから飛行機雲が見えるよ!と言われて思わず撮ってしまいました。
飛行機雲
いい風景だなあ。なんか今日書いた自分の文章がちっぽけに見えます。
やっぱり空って綺麗だなあと思います。